市民公園の立ち話

社会人1年目です。人生頑張っていきましょう。https://note.com/natsuki_aikawa (2020年5/6〜)

ふすま床の間お茶の間土間土間、あっという間に大広間

おばあちゃんの家って子供のころなんとなく不気味に思えた。

大人になるにつれて馴染んて来たけれど。

 

あの理由が最近になって分かり始めた。

 

まずは静かなこと。

おばあちゃんの家ってちょっと騒がしい街中よりかは

閑静で落ち着いた場所に住んでるイメージ。

 

だから騒がしくない。シーンとしてる。

その雰囲気が不気味さを演出していたんだと思う。

 

次に建物に年季が入っていたこと。

おばあちゃんが年をとっていくのと同じように

建物も年を取っていく。

 

なんとなく日当たりが悪くて薄暗く、

木目が不気味さを増長させていた。

 

極めつけは手作りの日本人形、こけし

 

なぜかわからないけど日本人形が設置されていた。

あのうららかだけど無機質で面妖な雰囲気はどうにかならないものか。

 

昔見ていた恐怖の館とかいうフラッシュサイトでも

日本人形は引っ張りだこだったぞ。

ウォーリーを探さないでね。

 

リビングに日本人形が置いてあったんだけど、

寝室からトイレに行くときはリビングを通らないといけない。

 

トイレの奥には風呂場や物置が広がっている。

さらに深淵があるのだ。

 

さてさて、そんな状況だから

夜のトイレは一苦労なんです。

 

様子を伺いながらゆっくりふすまを開けて

日本人形ゾーンから目をそらしつつ

そそくさとトイレに向かう。

 

用を済ませたら

そそくさと寝室に向かう。

 

そんなに急いだら危ないよって言われて

確かにと思いそろりそろりと寝室に戻って布団に入る。

 

何事もなく戻れてよかった。

 

何事も・・・?