子にゃんこにゃんこ孫にゃんこ、ひ孫にゃんこ、玄孫にゃんこ、頼孫崑孫仍孫雲孫
深夜徘徊っていうと少し怪しげに聞こえるが、
真夜中のちい散歩と言えば健全さとエロティックさを1:4くらいでステアした美味しいカクテルが出来上がる。
さて、自宅待機にも飽き飽きしてくると夜な夜なウォーキングデッドをしてみたくなる。
少しづつ気温が高くなり、夜風でちょうど汗ばまない心地よい散歩が出来る。
引っ越してきて一か月程度の町、まだまだ見知らぬ場所がいっぱいある。
暗がりの道になるとなおさらわからない。
小さい公園がいっぱい。
特にあてもなく、地図も読まず彷徨う。
河川敷を歩くとベンチに寝転がる黒い塊
住宅街を歩けば素振りする黒い影
昼には見ることもなかった異世界が街には広がる。
シーンと静まり返り、時たま響くエンジン音。
体が宙に浮いたような間隔でとぼとぼ歩く。
そのとき、目の前のゴミ捨て場がもぞもぞ動いていることを確認した。
突如現れたのは黒い塊、いや茶色い毛だまりだった。
モンスターボールも持たない手ぶら人間の前に
ふわふわ茶猫がでてきた。
行く当てもない私は茶猫の後をするするとついていくことにした。
ゴミ捨て場を転々としていく茶猫
ゴミ捨て場を転々としていく人間
薄暗い裏路地を突き進む茶猫
薄暗い裏路地を突き進む人間
曲がり角、白猫が顔を出す。
茶猫は立ち止まり後ろを振り返る。
振り返った先には人間。
身動きが取れなくなった茶猫
そろそろと茶猫を抜き去る人間
見つめ合う白猫
茶猫を抜き去ると中規模の公園
公園に入っていく人間
様子を伺ったあと、公園に入ってくる茶猫
どこかへ立ち去る白猫
待機する人間
再び茶猫が公園から出て路地へ入っていく。
ついていく人間
消えた白猫
茶猫についていき路地を抜けると、
そこにはキラキラ光る看板とSTAY3700~の文字
猫の恩返しみたいな世界はそこにはなく
ある意味夢のお城に連れていかれたのだ。
幻想世界がそこにある。
Stay homeからStay hotelへ
猫が招くラブホテル
ご来店お待ちしております。