市民公園の立ち話

社会人1年目です。人生頑張っていきましょう。https://note.com/natsuki_aikawa (2020年5/6〜)

子にゃんこにゃんこ孫にゃんこ、ひ孫にゃんこ、玄孫にゃんこ、頼孫崑孫仍孫雲孫

深夜徘徊っていうと少し怪しげに聞こえるが、

真夜中のちい散歩と言えば健全さとエロティックさを1:4くらいでステアした美味しいカクテルが出来上がる。

 

さて、自宅待機にも飽き飽きしてくると夜な夜なウォーキングデッドをしてみたくなる。

少しづつ気温が高くなり、夜風でちょうど汗ばまない心地よい散歩が出来る。

 

引っ越してきて一か月程度の町、まだまだ見知らぬ場所がいっぱいある。

暗がりの道になるとなおさらわからない。

 

小さい公園がいっぱい。

特にあてもなく、地図も読まず彷徨う。

 

河川敷を歩くとベンチに寝転がる黒い塊

住宅街を歩けば素振りする黒い影

 

昼には見ることもなかった異世界が街には広がる。

 

シーンと静まり返り、時たま響くエンジン音。

体が宙に浮いたような間隔でとぼとぼ歩く。

 

そのとき、目の前のゴミ捨て場がもぞもぞ動いていることを確認した。

突如現れたのは黒い塊、いや茶色い毛だまりだった。

 

モンスターボールも持たない手ぶら人間の前に

ふわふわ茶猫がでてきた。

 

行く当てもない私は茶猫の後をするするとついていくことにした。

 

ゴミ捨て場を転々としていく茶猫

ゴミ捨て場を転々としていく人間

 

薄暗い裏路地を突き進む茶猫

薄暗い裏路地を突き進む人間

 

曲がり角、白猫が顔を出す。

茶猫は立ち止まり後ろを振り返る。

振り返った先には人間。

 

身動きが取れなくなった茶猫

そろそろと茶猫を抜き去る人間

見つめ合う白猫

 

茶猫を抜き去ると中規模の公園

公園に入っていく人間

 

様子を伺ったあと、公園に入ってくる茶猫

どこかへ立ち去る白猫

待機する人間

 

再び茶猫が公園から出て路地へ入っていく。

ついていく人間

消えた白猫

 

茶猫についていき路地を抜けると、

そこにはキラキラ光る看板とSTAY3700~の文字

 

猫の恩返しみたいな世界はそこにはなく

ある意味夢のお城に連れていかれたのだ。

 

幻想世界がそこにある。

 

Stay homeからStay hotel

猫が招くラブホテル

ご来店お待ちしております。